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ボールジャグリング教本 第1章 ジャグリングの基本パターン

2007.5 Juggling教本を大幅にリニューアルいたしました。
こちらは旧版になりますので、最新版は以下のページを参照してください。
Juggling 教本

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§5 6ボール以上のジャグリング

6ボール以上のボールジャグリングの方法と、簡単なヒントを解説します。
Index
§5-0イントロダクション
§5-1ファウンテン(6ボールとそれ以上)
§5-2カスケード(7ボールとそれ以上)


§5-0イントロダクション

この節を読もうという人は、たくさんのボールがどのようにジャグリングされるかを興味本位で知りたいと思っている人か、本は1ページずつ律儀に読んでいかなければ気がすまない几帳面な人かのどちらかでしょう。

しかし万一、あなたが5つのボールを完璧にマスターし、果敢にも6つ以上のボールのジャグリングに挑戦しようという飽くなきチャレンジャーだとすれば、その習得にはかなりの時間がかかるという事をまず覚悟しましょう。これは難しい事です。しかし不可能な事ではありません。

■どのようにジャグリングされるか

6個以上のボールがどのようにジャグリングされるかその理屈はすでに説明したとおりです。奇数個のボールは軌道が中央でクロスするカスケード、偶数個のボールは2つの独立した軌道を描くファウンテンという形でジャグリングするのが基本パターンです。どのパターンも手は交互に等間隔でボールを投げます。(ファウンテンの場合は両手が同時にボールを投げるシンクロナイズドファウンテンというバリエーションもあります。)

物事の順番というものに従うのなら5ボールカスケードを習得した人が次に挑戦するのは6ボールファウンテンという事になるでしょうが、実際のところは6ボールファウンテンを飛ばして、7ボールカスケードに挑戦する人が多いようです。これはカスケードとファウンテンは全く違うパターンであるので、5ボールの習得した人にとっては同じカスケードである7ボールの方が自然に感じてしまうという事情があるからでしょう。

■準備運動

6つより多くのボールをジャグリングするのはもはやレクレーションを越えて、アースリートの領域に近づいていきます。とうぜん肉体的にもかなりの負担を強います。練習を始める前に準備運動や、5ボールでのウォーミングアップを欠かさないようにしましょう。過度の練習から腕やひじをいためてしまう事がありますので、最初から多くの時間をかけて練習するのではなく、徐々に練習時間を延ばし、必要な筋肉をつけていくようにしましょう。筋トレをしてみるのもいいでしょう。

■姿勢

ボールが幾つになっても基本的な姿勢は変わりません。体の両方に均等な体重をかけ、肩の力を抜いてリラックスして立ちましょう。練習が進むと、ついこの最初の姿勢をおろそかにしてしまいがちです。うまくいかないときほど、もう一度深呼吸して気持ちをしずめ、正しい姿勢をとるようにしましょう。

■ボールの持ち方

7ボールカスケードをする場合片手に4つ持った状態からボールを投げ始めなければなりません。この4つ目のボールの置き方はいくつかの方法があるようです。

最も一般的なのは3つボールを持った状態で、4つ目のボールをその3つのボールの中央にピラミッドの形に積む方法です。3つのボールを手で固定させ、腕の動きを使って頂点のボールを投げます。

図1

別なものとしては親指と人差し指の間に図のようにのせる方法もあります。

図2

もし5つ以上のボールを持つ時はどうするかって?それはそうする必要が生じた時に改めて考える事にしましょう。

■練習方法

練習していく上での技術的、精神的なアドバイスはほぼ今までの4ボール、5ボールの解説で述べた事をそのまま当てはめる事ができます。ただしそこに書いてある事より常に5倍は状況が悪くなっていると思って読みましょう。

とりあえず最初はフラッシュ(Flash)を成功させる事を目標にします。持っているボールを全て投げ上げ、すべてキャッチするのです。これはナンバーズジャグラーにとっての最初の到達点です。

正確にボールを投げる事が全てです。適切な高さ、適切な軌道でボールを投げる事だけに意識を向けましょう。最初のうちボールがキャッチできなかったとしても気にすることはありません。投げる技術が向上するとボールは自然に手の中に入ってくるものです。ボールが正しく投げられていないのにむりやりボールをキャッチしにいくのは悪い習慣です。

少ないボールを使った練習や、ギャップパターンの練習も効果的でしょう。

ある程度続くようになったら数を数える(普通はボールをキャッチした回数を数えます。)のも自分の上達を知るよい目安となるでしょう。5ボールのところでも述べたとおり、数を数えるとき、自分がボールを落とすまで何回続けられるかという事に挑戦するだけでなく、あらかじめ特定の回数を決め、その回数をきれいに続けてパターンを止めるという練習も重要です。

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§5-1ファウンテン(6ボールとそれ以上)

ファウンテンは基本的に2つの手が独立にジャグリングをしているのですから、右手と左手で別々に練習をすることができます。片手は使うボールの半分の個数をジャグリングしている事になります。

■部分練習

4ファウンテンの基本になるのは2イン1ハンドでしたが、6ファウンテンの基本は3イン1ハンド、8ファウンテンの基本は4イン1ハンドというように続きます。ボールは体の外側でキャッチし、内側で投げるローリングアウトというスタイルが基本です。まずは右手と左手でこれらのパターンが安定してできるようになることがファウンテンの習得には不可欠です。同じ場所に体を固定し、動かないでジャグリングできるように練習しましょう。

それができたら今度は右手と左手の対称性を意識しなければなりません。ボールを投げる高さは同じになるように、また右手は体の右半分で、左手は体の左半分でジャグリングできるようにしましょう。そのためにはボールは体の外側に向かって投げる感覚を強く持たなければなりません。ボールが垂直に上がるとすぐに衝突が起きます。4ファウンテンの時に行なったように開いたドアを体の中心においてジャグリングをやってみるのも1つの練習法でしょう。

■いくつかのスタイル

右手左手が同等の動きを習得したら、あとはその独立した右手と左手を組み合わせるだけの事です。右手と左手は交互にボールを投げます。イメージとしては右手と左手がボールを投げる位置はほぼ同じで体の中央です。きれいに行なわれているファウンテンをみると、まるでボールが交差しているような錯覚を起こします。

もし右手左手交互に投げる方法が難しく感じる場合は、右手左手が同時にボールを投げるシンクロナイズドファウンテンの方を練習してみてもいいでしょう。慣れてしまえばこちらのスタイルの方が簡単だと感じる人が多いようです。

またシンクロナイズドファウンテンのスタイルでボールをクロスさせるクロスオーバーというスタイルもあります。このスタイルはボールが中央で衝突してしまうことを避けるため、両手のボールを若干高さを変えて投げる必要があります。このスタイルも偶数個のボールをジャグリングする”正当な方法”の1つです。

図3

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§5-2カスケード(7ボールとそれ以上)

■少ないボールでのトレーニング

5ボールの練習と同様に体に投げる高さを覚えこませるために、少ないボールを使った練習をするのは効果的です。

3ボールカスケード、5ボールカスケードをもっと高くボールを投げてジャグリングしてみるのは高さを体に覚えさせるのによい練習方法です。全てのボールを連続的に投げ上げて手を空にするフラッシュ(Flash)も投げるリズムの習得に効果的です。

※ややこしい話ですがフラッシュ(Flash)という言葉は2通りの意味で使われます。5ボールフラッシュと言ったとき、1つは全てのボールを投げ上げて、全てのボールをキャッチして終わることを指します。つまり5ボールカスケードの最初の5投を行うことです。もう1つは5ボールを連続的に高く投げ上げ、手を空にすることを指します。すぐ上のフラッシュという言葉は後者の意味で使われています。

7ボールカスケードの軌道をそれより少ない数のボールを使って(いってみればパターンに穴(Gap)をあけて)ジャグリングする練習方法があります。その理屈は5ボールの解説ですでに説明しています。

■いくつかのヒント

ボールの数が増えるほどカスケードの軌道は上の方でクロスします。目線は常に軌道の頂点となる2つの点をみつめ、そこに向かってボールを投げるようにしましょう。

図4

ボールはできる限り小さくやわらかいものを使うことをお勧めします。これはボールが空中で衝突する危険を減らす意味もありますし、最後に全てのボールを両手で集めるのを容易にする意味もあります。

急いで手を空にしようとあわててボールを投げてしまいがちですが、ボールを投げるリズムは直感的に思うよりもかなり遅いものです。最初に投げたボールがキャッチされるのと、最後にボールを投げるタイミングは同じになります。

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