
練習をする前に必ず次のことを確認しておきましょう。
練習する前に軽くストレッチなどをし、体を温めましょう。ジャグリングは普段は使わないような筋肉も使いますし、思わぬ無理な動きをしてしまうものです。怪我を避けるためにも大切なことです。
ジャグリングにおいて姿勢は非常に大切な要素です。偏った姿勢は体のバランスを壊し、しいてはジャグリングのバランスも壊してしまうものです。ジャグリングを始めるときは正しい姿勢をとるように心がけましょう。
足は肩幅に開き、両肩の力を抜いてリラックスして立ちます。 手は腰の高さくらいにおいておきましょう。 重心を体の中央におきます。
練習に夢中になるとついつい最初の姿勢をおろそかにしがちです。練習がうまく行かなくなったら、落ち着いて深呼吸をし、正しい姿勢をとってもう一度やり直してみましょう。
ボールジャグリングは小さなスペースがあればどこでも練習できます。しかしボールが思わぬ方向に飛んでいく事がありますので、周りに壊れやすいものがないかどうか十分注意しましょう。
部屋の中で練習する時は危険がいっぱいです。電気機器やガラス製品は半径2m以内から避難させるにしましょう。また2階の部屋やマンションで練習をする時は、ボールが床に落ちた音は予想以上に響くものだということを知っておきましょう。親や近所の人から苦情をもらわないためにも、床に座布団や布団を敷きつめるといいでしょう。お勧めはテーブルやベットを前にしてジャグリングする事です。そうするとボールが落ちてもすぐに拾うことができて一石二鳥です。
屋外でやるなら、近所の苦情にびくびくしたり、飛んだボールがテレビに向かって飛んでいくたびにひやひやさせられることもありません。遠慮なくボールを投げたり、飛び跳ねたりできます。ただし新たな問題が生じます。予想外のところにボールがバウンスし、溝にはまってしまったり、道路に飛び出して車にひかれてしまう悲劇が想定されます。野外でやる時は飛び跳ねやすいボールはなるべく使わないようにしたほうが無難です。また屋外では風の影響も無視できないほど大きくなります。
最も理想的なのは体育館のような運動設備を利用する事です。ここなら多少ボールが飛び散ってもすぐに回収する事ができますし、風の影響も騒音の心配もありません。
ジャグリングの練習法というのは大きく分けて2通りあります。これはジャグリングに限らずどんな物事を習得するときでも共通に言えることかもしれません。
例えば3つのボールのパターンを習得しようと考えた時、いきなり3つのボールで練習しようと思っても、頭が混乱してしまうだけです。こういうときは最初は1個のボールから始めて基本的な動作を練習し、少しずつボールの数を増やして全体を完成させる方法をとります。
どんなパターンも最初から頭で理解するのはとても難しい事です。ですから最初は少ない数のボールで1つ1つの動作を意識的に練習し、必要な動作を体に覚えこませるのです。そうして徐々に全体を作り上げていきます。このような練習方法をボトムアップといいます。
この教本では基本的にこのボトムアップの練習法に則り、1つの技をより基本的なステップから難しいステップへという順番で解説しています。
しかしながら細かい注意点ばかりに目を配り過ぎると、かえって全体が見えなくなることもあります。教本の中では細かい注意点が幾つも書かれていますが、最初からそれらを全て理解しようとする必要はありません。そのいくつかは実際にパターンがある程度安定してきて初めてその意味が分かるものだからです。ですから分からない細かい点は保留して次に進むという姿勢も大切です。完成形のパターンを練習してみて問題が生じたときに改めてそこに戻ればいいのです。このような練習方法をトップダウンといいます。
トップダウンは全体のリズムや感覚をつかむ上で非常に大切です。よく分からないけどとりあえず挑戦してみよう!という精神もジャグリングには大いに結構なのです。
ボトムアップとトップダウンは互いに相反する練習法ではなく、お互いがお互いを補い合いながら同時進行していくべきものです。ですから必ずしも教本に書かれている順番に固執しないで下さい。必要に応じてページを進んだり、戻ったりしながら徐々に全体を作っていってください。
