back
ボールジャグリング教本 第0章 始める前に

2007.5 Juggling教本を大幅にリニューアルいたしました。
こちらは旧版になりますので、最新版は以下のページを参照してください。
Juggling 教本

|<<BACK|NEXT>>|

§1 使う道具について

このジャグリング教本はボールを使ったジャグリングを解説することを目的としています。

ボールはその形状から最もジャグリングをする事が容易な道具の1つです。球形をしているのでキャッチする時に回転を考慮する必要がないからです。

ボールは日常生活の中でどこにでも転がっているものですから、とりあえず身近にある丸いものを3つ探してくればいつでもボールジャグリングを始める事が可能です。基本的なやり方さえ覚えてしまえば球状のものなら、バスケットボールやピンポン球、紙くずやコインなどどんなものでもジャグリングをする事ができます。

しかし初心者がジャグリングを練習するのにはやはり最もやりやすいものを選ぶべきです。これからボールのジャグリングを始める人のために、ジャグリングをやりやすいボールの条件をいくつか書いておきましょう。

■使いやすいボールの条件

◇大きさ

手をおわん状にしたときそこにぴったり当てはまるくらいの大きさがふさわしいでしょう。大きさからいうとテニスボールくらいがちょうどいいサイズです。ジャグリングは片手に2個、3個のボールを持つ事もありますので、あまり大きいボールは不都合でしょうし、逆にピンポン球やゴルフボールのようなあまりに小さいボールもお勧めしません。

◇重さ

ジャグリングするにはある程度の重さがあったほうが手によくなじみます。先にあげたテニスボールは大きさは申し分ないのですが、すこし軽すぎます。軽すぎるとキャッチする時に手でバウンスしてしまい、やりにくいと感じる事があります。ただいくら重さがあったほうがいいといっても砲丸投げの玉でジャグリングするのはよほど腕力に自信がない限りやめておいたほうが無難です。

◇バウンス

初心者のうちは落ちた時に跳ね返らないボールを使う事を強くお勧めします。ジャグリングの練習をはじめてみれば分かると思いますが、最初のうちはボールを投げている事より落としていることのほうがはるかに多いのです。そのたびに飛び散ったボールを探しに行くのは大変なストレスになります。落ちてもその場にとどまるボールなら拾うのも簡単です。日本古来のお手玉や、後に紹介するビーンバッグが初心者の練習には最適です。しかしある程度上達すればバウンスをする固めのボールのほうがジャグリングはやりやすく感じるかも知れません。

以下にいくつかのボールを紹介しますが、もしジャグリングをするのに3つのボールを使うのなら、その3つのボールは全て同じ材質、重さ、形状のものを使うようにしましょう。これはバランスの取れた練習をするためには大切な事ですし、重さの違うボールでジャグリングするのは上級者でも難しいことなのです。

■簡単にできるジャグリングボール

日常で簡単に手に入るジャグリングボールを紹介しましょう。

◇テニスボール

テニスボールはどこのスポーツ店でも手に入る大変身近なボールで、ジャグリングの練習には良く使われています。テニスプレーヤーが試合の合間にジャグリングをしてファンサービスをしている風景を見かけることもあります。ジャグリングには大きさは申し分ないのですが、欠点としてはいささか軽すぎることと、中途半端にバウンスをすることが挙げられます。

ジャグラーの中にはテニスボールに次のような加工をして、適度な重さになるようにして使っている人もいます。

硬式テニスボールの表面は5mmほどの厚さで、中身は空洞になっています。まずテニスボールの線に沿ってカッターで長さ5cmほどの切れ込みを入れます。そうしたらこの切れ込みから中にある程度の重さがあるものを詰め込んでいきます。お勧めはインコやハトが食べる鳥の餌です。(雑貨店やペットショップで購入できます。)身近なものでは1円玉や10円玉でもいいでしょう。(コインを入れるとジャグリングする時にちゃらちゃらと音がするという効果もあります。またお金がなくなったときにはいつでも貯金箱の代わりを果たします。)程よい重さになったら切り口に接着剤を塗り、再び口をふさぎます。うまく行なうと全く加工の後は残りません。

※テニスボールに切り込みを入れるときは手を切らないよう十分注意してください。子供は必ず大人の人についてもらいましょう。

これで大きさ、重さともに申し分のないジャグリングボールが完成します。

◇ラクロスボール

これはスポーツ専門店に行けば300円〜400円ほどで購入できます。身近にあるボールの中では大きさ重さともにジャグリングに最適のものです。十分な弾力を持っているのでバウンスを使ったジャグリングにも使えます。プロのジャグラーでもこのボールを使っている人はいます。ただ先程も言ったようにバウンスは初心者の練習ではかえって邪魔になる事が多いですので、落としたボールを探すのがわずらわしい短気な人にはこのボールはお勧めではありまえせん。

■市販されているボール

ジャグリング専用のボールは有名デパートやジャグリングショップで購入する事ができます。このようなボールはジャグリング専用に作られており、ジャグリングのプロも愛用しているものですから品質は申し分ありません。ただしその分少し値段は高くなります。

市販されているボールにもたくさんの種類がありますから、いくつかを紹介しておきましょう。

◇ビーンバッグ

初心者から上級者まで全ての人に愛用されているジャグリングボールです。4枚の布(合成繊維)を編んで作られており、中に豆が詰められています。形が崩れるため落としてもバウンスする事はなく、キャッチする時にも手にうまくフィットしてくれます。とくに初心者の方や新しい技の練習しようとしている人はビーンバッグを使う事をお勧めします。

1個の値段は800円から1000円くらいです。

◇バウンスボール

落としてもバウンスしないビーンバッグに対して、バウンスボールはまさにバウンスのために作られているボールです。空中で形が変化せず安定してボールが飛ぶため、ある程度ジャグリングができる人にはこのボールのほうがはるかにジャグリングがやりやすく感じるようです。ボールを体で跳ねさせたり、床でバウンドさせたりするジャグリングの芸にはこのボールが最適です。先に書いたラクロスボールもこのバウンスボールの代用品として十分使えます。

1個の値段は1000円から1200円くらいです。

◇シリコンボール

プロが使っている最高級のジャグリング道具で、その形状や、表面の滑らかさ、手触りの心地よさ、バウンスのよさはどれをとっても天下一品です。多くのプロがこのボールを愛用しているのもうなずけます。最大の欠点はこのボールが恐ろしく高価なことです。驚くなかれ1個の値段が4000円から5000円もします。このボールを1個買うくらいなら他のボールが1式揃ってしまいます。よほどの上級者でないならとりあえず買うのは見合わせておくほうが無難です。とくにジャグリングの最中にいつもいつもボールをなくして困っているような人ならなおさらです。

■幾つのボールが必要か?

ジャグリングは3つのボールから始まります。ですからとりあえず3つのボールを用意しましょう

さらにアドバイスをするなら、自分が使う分よりも1つか2つ余分にボールを用意しておくことをお勧めします。例えば今3つのボールの練習をしているなら4つか5つのボールはカバンの中に入れておくほうがいいでしょう。その理由は1つに自分がレベルアップして、4つか5つのボールを練習してみようと思ったときにいつでもその練習を始められるからです。もう1つの理由はボールを無くしてしまったときにいつでもスペアにできるからです。(ジャグリングの練習では残念ながらこれは良くある事です。)最も大きい理由はジャグリングをしていて、見知らぬ人から話し掛けられたら、いつでもスペアのボールを渡してジャグリングの練習を始めさせることができるからです。こうしてどんどんジャグリングの輪を広げていきましょう。上級者のカバンの中を覗けば、20個以上のジャグリングボールが入っていることはざらにありますよ。

|<<BACK|NEXT>>|

ボールジャグリング教本 第0章 始める前に
back