その他のJuggling
シガーボックス / デビルスティック / ディアボロ / シェイカーカップ / ハット
何も物体を空中でお手玉するだけがジャグリングなのではありません。 その他にもさまざまな独創的なジャグリング道具が存在します。 このようなジャグリング道具には日常で使うものから発展してきたものが多いというのは注目に値します。 どこかの誰かがある日ふとこんなものでジャグリングすれば面白いんではないかなと考えたのでしょうね。 今僕達がジャグリングを楽しむことができるのも、そのひらめきとそれを長年かけて培ってきた先人達の努力の賜物なのです。
シガーボックス(Cigar Boxes)
元はシガー(cigar=葉巻)を入れる箱だったことからこの名前がつけられています。
3つの箱をそろえて持ち、両脇の箱を手でつかみます。その状態から箱を投げたり、持ち替えたりして、再びもとの状態で受け取ります。
単純ながら非常に奥の深いジャグリングです。箱がぶつかるときのリズミカルな音が印象的です。
初心者でも簡単に始められるものですが、結構体力を使いますので長い間練習するのはかなりの重労働です。 始めてすぐのころはスクワットをしたときのようにひざが痛くなってしばらく階段の上り下りに苦労する羽目になったりもします。
種類も豊富で木製のものや、プラスチック製のものがあります。見た目のよさでは木製でしょうし、軽くて耐久性の強い点ではプラスチック製がお勧めです。 器用な人なら自分で作ることもできるでしょう。 なんにせよ消耗品だという意識を持っておいた方がいいでしょうね。 1組の箱を使いつぶすころにはかなり上達していることでしょう。
デビルスティック(Devil Sticks)
ちなみにデビルステッキというのは間違い。
1本の棒を2本のスティックでまるで生きているかのように操る芸。
始めてみたときは棒が重力に逆らって動いているように見えて非常に不思議でした。
うまい人がやるといとも簡単に操っているように見えますが、やってみると見た目以上に難しいものです。 とは言っても比較的間口は広く、初心者でも簡単に始められます。
自作する事もできますが、最初はちゃんとしたものを購入したほうがいいでしょう。 DUBE製品が一般的で日本製でもDPグループという会社の物が出回っています。
いったん慣れてしまえば中央の棒の代わりにほうきや、テニスラケット、クラブなどを使うことができます。 つくづく思うのですが、このような道具は誰がどういうきっかけで思いついたのでしょうね…。 (生まれは中国でそうです。情報提供ありがとうございます。)
ディアボロ(Diabolos)
中国ごまの別名があります。生まれは中国ですが、それがヨーロッパに渡りジャグリング道具として広まりました。
普通のコマとは違って2本の棒の間に渡した糸の上で操るのが特徴です。
その状態でコマを空中に投げたり、体の周りをくぐらせたりします。
うまい人の手にかかるとコマが非常に滑らかで幻想的な動きをします。
複数人で行ったり、または2個以上のコマを使ったりとバリエーションも豊富です。
ショーで使うのも効果的です。ディアボロを高く投げて受け取る芸は比較的簡単ながら客受けがいいものです。 (実際信じられないほど高く投げ上げることができます。) ツカミやトリとしてこの芸を取り入れているジャグラーも多くいます。
自作することはまずできませんから購入することになりますが、日本製でもバンダイがハイパーディアブロという名称で発売しています。 それはデパートのおもちゃ売り場に行けば手に入るでしょう。 子供向けに作ってあるため比較的安価で、質もそれほど悪くはありません。 ただやはり本格的に練習しようと思うならジャグリングショップから購入するのがよいように思います。 大きさもさまざまですが基本的に大きいほど扱いやすくなります。
また小さいほど空気の抵抗は少なくなるので高く投げあげることが可能です。 余談ですが、ディアボロという言葉は一説には悪魔(Devil)という意味を持っているそうです。 前述のデビルスティックも同じデビル(Devil)の名称を持つジャグリング道具であることを考えると、非常に興味深い一致ですね。
シェイカーカップ(ShakerCups)
なんの変哲もない金属製のカップですが、底に重りがついています。 このカップを積み重ねた状態から投げ上げて再びもとの状態でキャッチするというジャグリングです。
うまくいくと重なるときに“カチャ”という心地よい音を立てますが、失敗するとかなり大きな音をたてて四方八方に飛び散っていきます。 部屋で練習すると結構近所に迷惑をかけるかもしれませんね。使い込むうちにぼろぼろになってしまいます。
3個以上のカップを同時に使ってジャグリングする芸もあり、非常に奥の深い、そしてまだまだ未開の領域の多いジャグリング道具だと思います。 こんな身近なものがジャグリング道具になってしまうなんてホントに面白いですね。
ハット(hat)
これもまさに普通の帽子ですが、ジャグラーの手にかかればこんなものも立派なジャグリング道具になってしまいます。
帽子を投げ上げてかぶったり、帽子を腕から腕に転がしたり、いろいろとコミカルな動きをします。
複数の帽子を使って行う技もあります。
使う帽子は縁が固い素材でできているいわゆるトップハット。 普通に売っているのを買ってもいいですが、それでも結構高いものです。 そこからさらに加工することを考えれば、ジャグリング用に市販されているものを買ったほうが得策かもしれません。
ハットジャグリングをする以外にも投げたボールを受け取ったり,最後にお金を集めたりと、ジャグリングの世界では利用価値が高いものです。
